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楽器と実験 ー自分で行う楽器の整備ー 長松正明

5.自家製水素水で改善を進める

 水に水素を溶かし込んだ水素水というものが市販されています。健康のために用いられるものですが、これも楽器の改善に用いることができ、大きな効果が得られます。

 そこで今回は、自分で水素や水素水を作り、これを活用していきたいと思います。

 なお、次に述べる装置が用意できない場合は、市販されている水素水(アルミラミネートパック入かアルミ缶入のもの)を購入して進めてください。

 

実験13 水素を作って鳴りよくしよう

 水素は水を電気分解することによって作ることができます。これは中学校で習っている(または習う)ものです。

 水に直流の電気を流し、陽(+)極に酸素、陰(-)極に水素を発生させるものです。

 ここでは、身のまわりにあるあり合わせのものを用いた簡易型のものを作ることにします。用意するものは次のものになります。

 

ビン詰めのビン・・・1

同じ高さのビンか台・・・1

割り箸・・・1

コーヒーフィルター・・・1

アルミ箔(8cm×25cm)・・・2

水・・・ビンの容量分

食塩・・・少々

乾電池・・・2

ガラスコップ・・・1

荷造りテープ(2cm×8cm)・・・2

 

1.まず電極を作ります。アルミ箔を4cm×25cmになるように重ね折りします。

 

2.これをビンの内壁に入れ、折り曲げて外壁に当るようにします。その外側上部を荷造りテープで押えてビンに固定します。

 

3.対向位置に同様に電極を取り付けます。

 

4.電極のテープ止め以降部は丸めて導線にします。

 

5.コーヒーフィルター(布でもよい)は広げないで、底部近くに箸を通します。これを両電極の間に入れ吊るします。

 

6.そのビンに水を上縁近くまで入れます。

 

7.導線を乾電池につなぎます。例えば左側を+にし、乾電池を直列にして両端を指で押えます。

 

8.この状態では、ごくわずかな電気しか流れず、水素が発生しているのは見えません。そこで食塩を一つまみ入れます。これは食塩水の電気分解となります。食塩が解けてくると100倍くらい電気の流れがよくなり、陽極には塩素、陰極には水素が生成されます。もしこのようにならなかったら電池などの接触状態を調べ、変化のない場合には食塩を追加します。

 

9.発生した水素をコップに集めます。ビンのとなりに台を用意し、コップを逆向きに乗せます(水素は空気より軽いので)。手で通電を保つのは大変なので電池ボックス(模型店などにある)を使うとよいです。簡易型としては、アルミ箔を敷き、直列つなぎにテープ止めする方法があります。

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10.9.から3分くらい経ったらそのコップの下からリードを差し入れ、数秒後に取り出して吹いてみると、前よりはるかに鳴りよい状態になります。

 

11.そこで、5~10分(長いほうがよいが)水素を集めたら多数のリードを入れて平台上に放置します。多数枚の同時処理ができます。

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12.別のコップに同様に水素を集め、楽器の手入用のクロスやスワブを同様に入れしばらく放置します。このようにしてから用いると楽器が大変鳴りよくなります。

 

 市販の水素水を用いる場合はコップに入れて用いたり、布に含ませたりして用います。

 水素や水素水は、楽器のほとんどの部分に有効に働きますので試してください。

 

実験14 水素水を作って活用する

 前述の方法は食塩を用いたので、中の水は塩水になるのでいろいろのところに使えません。

 そこで食塩を加えないで水素水を得ることにトライしてみます。

 用意するものは、前述のものと少し変わりますので書き出します。

 

ビン詰のビン・・・1

ステンレス・・・2

飲料水・・・300ml程度

コーヒーフィルター紙・・・1

割り箸・・・1

導線(30cmくらい)・・・2

乾電池・・・2

荷造りテープ・・・適量

化粧品用スポイト20ml型(100円ショップにある)・・・1

水素水を入れる容器(コップでもよい)・・・1

 

1.両方の大サジの柄に、それぞれ導線を巻き付けます。導線には銅線を用います。これがないようなら、使わなくなった電気器具のコードを切り取るなどします。リードワイヤーで代用もできます。

 

2.その巻き付けた部分に荷造りテープを巻きます。そして、3cmくらいの間隔でスプーンを向かい合せ、先から8cm除いた部分にテープを巻いて、その間隔が保たれるようにします。

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3.コーヒーフィルター紙は拡げないで、その底部より少し内側に割り箸を通します。これをビンの中央に吊します。

 

4.ビンに飲料水を上縁近くまで入れ、コーヒーフィルターをビンの壁に向かって伸ばします。

 

5.スプーン(電極)をコーヒーフィルターをまたがるようにしてビンに入れます。

 

6.電池を直列つなぎにして通電します。手で押えるか電池ボックスを用いるかテープ止めするかします。これで約1mAほどの電気が流れます。

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7.数分(長いほうが効果が大きい)経過したら化粧品用スポイト20ml型を用い、陰(-)極側から20mlくらい吸い取り、容器にうつします。水素水作りを継続するなら飲料水を追加します。水素水作りを終了するなら通電するのを止めます。次に、この水を調べます。

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・まずリードに塗ってみます。すると大変鳴りよくなります。そこで市販されている水素水を較べてみたところ、それよりも鳴りよいものとなりました。

・この水は厳格さを求めなければ飲むことができます。2mlくらい口に含んで楽器を吹くと大変鳴りよくなります。

・この水を手に塗っても鳴りよくなります。

・この水は塩分を含まないので布に吸わせて楽器を拭くことができます。木部に対しても金属部に対しても鳴りよくする効果があります。

・プラスチック、ガラス、セラミックス、皮革にもよい効果があります。その他ほとんどのものに鳴りよくする効果があるようなので試してください。

 

 21世紀は水素社会になり水素燃料自動車が普及するとか言われますが、その前に人体に水素を取り入れ、病気の根本的原因である体の酸化を防止し、病気の根絶化を進めるのが先ではないでしょうか。

 

[参考図書]

『水素水とサビない身体』 太田成男(小学館)

『なぜ水素で細胞から若返るのか』 辻直樹(PHP研究所)

『ガンは「水素豊富水」で克服できる!』 林秀光(KKロングセラーズ)